株を始めようと思って株について検索しても専門用語がどんどん出てきて情報が整理しきれなくなる方が多いと思います。実際に調べてみると自分の抱いている株のイメージと違う取引方法もあり、モチベーションが下がってしまうこともあります。今回は株について簡潔にまとめているので、参考にしてみてください。

株は長期投資が初心者には優しい

市場さえ開いていれば、株は好きな時に売買することができます。
人によって短期取引を繰り返す人、長期保有して株主になり、優待や配当を貰う人など、資金の回し方はそれぞれです。
特に初心者の場合は短期取引や、実際に預け入れている資金以上の売買ができる信用取引はリスクが高いので、現物の長期投資で市場の流れや取引に慣れておくと良いでしょう。

短期取引はデイトレードやスイングトレードと呼ばれる取引で、1日から数日程度で購入から損益確定を行います。
一般的には短期間では株価はそこまで大きな動きをすることがないので、小さな株価の変化を利用して資金を運用していきます。
また、同じ日に同じ資金を使って同じ銘柄を繰り返し売買することはできないため、一度購入から売却まで行った資金は別の銘柄選びに利用しなくてはなりません。
いくつか取引に慣れている銘柄を把握しておくことが重要です。
市場心理の影響を受けやすいので、その日の株価が上がるのか下がるのかはっきりとした見通しを立てておく必要もあります。

短期取引では口座を開いている証券会社の手数料によっては利益がなかなか伸びないこともありますので、目いっぱい利益を出すためにはチャートを常時確認し、最も利益が出るタイミングを見計らって購入と決済をしなくてはなりません。
短期取引で選ばれるものの中には仕手と呼ばれる銘柄があり、短期間に乱高下を繰り返すので急な市場心理の変化によって急落する可能性もありますが、うまく動きに乗ることができれば大きな利益にもなります。

しかしこうした取引は常時値動きを監視していなくてはならないという肉体的・精神的な負担や、リスクの高い取引をすることによる損失が出た時の不安、焦燥感などがあるため、初心者には向いていません。
特に焦って取引をすると普段行わないようなハイリスクな取引に手を出してしまうこともあり、資金の大部分を失ってしまう危険性もあります。
初心者の場合は精神的にも負担の少なく安定して運用することができる現物の長期投資が向いており、資金の運用方法について理解を深めておかなくてはなりません。

長期投資におけるメリットとデメリットを紹介

現物の長期投資は短期取引よりも取引する回数が少ない分、証券会社に払う手数料はかなり安くなります。
長期間保有していればそれだけ大きな値動きを期待することもできるので、銘柄選びで成功すれば購入時の何倍もの株価になることもあるでしょう。
しかし時間当たりの利益率で考えると、短期取引のほうが利益は伸びやすいでしょう。
リスクが低いのはメリットですが、利益を出すまでに時間がかかってしまうのがデメリットなのです。

他にもデメリットはあります。
もし保有している会社が倒産してしまった場合、株の価値はほぼゼロになってしまいます。
短期取引をしている間に会社が倒産してしまうことは稀ですが、長期間保有していれば景気の変化や業績悪化によって倒産してしまうリスクも出てくるのです。
長期投資する場合は長期間会社が存続できることを確認した上で、株を売買しましょう。
単純にチャートだけで安いと判断してしまうのは危険です。

株を保有している間に会社が倒産さえしなければ、損失を出しにくいのがメリットでもあります。
長期保有を前提にしていればすぐに売る必要もないため、仮に短期的に含み損を抱えたとしても、そのまま株価が戻るまで持ち続けることができるからです。
元々長期保有目的で預け入れている資金はすぐに出金する必要もないため、しばらく放置しておいても生活に問題が出てくることはないでしょう。
株主になれば配当や優待を得ることができるものも多くあります。
短期取引のように小さな値動きによって気持ちが左右されることも少ないため、精神的な負担は軽くなります。

株を取引する人によって用意できる資金の量や取引スタイルは違うので、必ずこれが正解というものはありません。
初心者の場合は大きく稼ぐことよりも損失を出さないことに重きを置いて取引をしたほうが、市場の動きに慣れる時間を得ることができるでしょう。